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業務自動化の値段を、浮く時間から決めている理由

2026-10-13

この記事では、業務自動化でお作りしたものの値段をどう決めているかを書いていきます。金額の表よりも、どういう考えでその金額になるのか、決めるときに何にこだわっているのかの話です。

こちらの作業時間ではなく、浮く時間で決める

結論から言うと、値段はお客様の毎月の作業がどれだけ浮くかから決めていて、私の作業時間は値段に入れていません。早く作れたからといって値段が下がることはなく、時間がかかったからといって上がることもありません。

IT の会社にシステムを頼むと、作る人が何人で何か月かかるか(人月)で値段が決まることが多いです。私も会社員の頃はその中で仕事をしていました。会社では、話を伺う人、作る人、直す人が分かれていて、誰の仕事がどれだけお客様の役に立ったかを分けて測るのが難しいので、人月でそろえるのは理にかなっている面もあると思います。

そのやり方を全部否定したいわけではないですが、私はあまり好きではなくて、作ったものがお客様のところでどれだけ役に立ったかに対してお金をいただきたいと思っています。お話を伺うところから作って直し続けるところまで私が一人でやっているので、こういう決め方ができるというのもあります。

毎月のお支払いは、浮く分の半分ほど

作ったあとは月額で、業務の変化に合わせた手直しと保守を続けます。この月額と AI の利用料を合わせた毎月のお支払いは、浮く手間と費用を合わせた分の半分ほどを目安にしています。残りの半分はお客様の側に残る、という考え方です。

浮く分から決めるので、小さい作業なら金額も小さくなります。下限は置いていないので、「この程度の作業でも頼めるのかな」と思うものでも、まずはご相談ください。逆に、浮く分に対して動かし続ける費用が見合わない作業は、見合わないと正直にお伝えします。

ただ、この「半分ほど」という割合は、実際にお客様と仕事をしてみて変えることがあると思っています。まだ始めたばかりなので、やってみて上げることも下げることもありえます。ご契約中の月額を、ご相談なく変えることはありません。お客様の浮く分から値段を決めるという考え方は、変えるつもりはありません。

浮いた時間は、すぐに売上にはならない

ここは自分でもかなり考えたところです。

外注に払っている費用やパートさんの時間が減るなら、浮いた分はそのままお金として手元に残るので分かりやすいです。でも、事務所の社員の方や所長の時間が空くだけのときは、お給料は変わらないので、通帳の上ではお金は増えません。空いた時間で何をするかによって、初めて価値になります。

それでも私は、空く時間の価値で値段を付けさせていただいています。そのかわり、相談のときに「この作業の時間が空いたら、何に回りそうですか」を必ず伺うことにしていて、回す先が見えない時間は値段に入れていません。そして、毎月の現金で見るといくら持ち出しになるのかを、提案書に数字でお示しします。時間の話だけで終わらせて、あとで通帳を見たら合わなかった、ということにはしたくないからです。

空いた時間で何ができるか

持ち出しの数字だけを見ると高く感じるかもしれないので、空いた時間の使い道のほうも一緒に考えるようにしています。月末の残業がなくなる、後回しになっていた仕事に手が回る、新しいお客様をもう1件受けられる、といった使い道です。

仮に、ある作業が自動化で月30時間空くとします。その時間で新しいお客様を受けられたとしても、増えた売上は値段の計算に入れていないので、値段は変わりません。見込みの売上は外れることもあるので、値段の根拠にはしていなくて、根拠にしているのは毎月確実に空く時間です。

もう一つ、仕組みには件数が増えても作り直しが要らないところがあります。人の手でやっていた作業は、お客様が増えればそのぶん時間も増えますが、仕組みに任せた部分は、件数が増えても作る費用は増えません。同じ作業の件数が増えても、月額は変えないことにしています。AI の利用料だけは件数に応じて増えるので、そこは提案書でお伝えします。自動化する作業そのものを増やすときは、そのときにまたお話を伺って計算し直します。

時間は推定せず、回数と1回の時間で伺う

浮く時間を出すために、お客様の作業時間をこちらで推定することはしません。必ず伺います。

伺うときは「月に何回、1回にどのくらいかかりますか」と、作業の流れに沿って伺うことにしています。月に何時間かとぱっと聞かれても答えにくいと思うので、回数と1回の時間のほうが普段の作業を思い出しながら答えやすいのではと考えて、この聞き方にしました。提案書の時間も、伺った回数と1回の時間から出した目安として書きます。

それから、時間だけでは測れないこととして、気が重くてつい後回しになる作業もあると思います。それがなくなるのも価値の一つですが、気持ちに値段は付けたくないので、金額には入れていません。どこから減らしたいかはお客様に伺って、気の重さはどこから手を付けるかを決める材料の一つにしています。

AI の利用料は月額に入れない

書類の読み取りなどに AI を使うときの利用料は、月額に含めていません。お客様のお名前で AI の会社と契約していただき、実費を直接お支払いいただく形にしています。申し込みはお手伝いします。

月額に混ぜてしまうと、どこまでが仕組みの手直しの代金で、どこからが AI の費用なのかが見えなくなるので、分けておくほうが誠実だと思ってこうしました。

最初の3件は5万円

いまは始めたばかりで実績を積んでいる段階なので、最初の3件に限って、最初の1つの作業を5万円でお作りしています。使ってみて合わなければ、代金はいただきません(期間と条件は提案書でお示しします)。そのかわり、事例として載せることと、率直な感想をいただくことをお願いしています。載せる内容は事前にご確認いただき、社名を出すかはご相談のうえで決めます。

月額には最低の契約期間を置いていないので、使ってみて合わなくなったらいつでもやめられます。

ご相談について

ご相談は無償で、何を自動化したいか決まっていなくても大丈夫です。具体的な金額は、ご相談のあとに提案書でお示しします。サイトの「相談する」ボタンか、メール([email protected])からお受けしています。

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